もふもふの動くぬいぐるみ秋田犬!「飼うための7つの覚悟チェック」⑤(最終回)

 

こんにちは

秋田犬と暮らして23年。

2頭の秋田犬を天国に見送り、現在2頭の秋田犬虎毛の『ぱたこ』と赤毛の『こむぎ』と日々を過ごしているぱたこ母です。

秋田犬の飼い方! あなたは飼える? 飼えない? 「7つの覚悟チェック」で診断

の続きをお話しさせていただきます。

前回の④をまだお読みでないない方は↓↓↓こちらからどうぞ

もふもふの動くぬいぐるみ秋田犬!「飼うための7つの覚悟チェック」④

もふもふの動くぬいぐるみ秋田犬!「飼うための7つの覚悟チェック」①

 

7つの覚悟チェック

  1. 毎日、散歩に行く覚悟
  2. 根気強くしっかり躾ける覚悟
  3. 金銭面での覚悟
  4. 物を壊される覚悟、庭を荒らされる覚悟
  5. 毛だらけの部屋で暮らす覚悟(室内飼いの場合)
  6. 病気や老犬になった時に介護する覚悟
  7. 飼い主自身の健康と体力維持に努める覚悟

 

今回は、家族に迎え入れる前に必ず覚悟しておいて欲しい、

一番重要な、

6.病気や老犬になった時に介護する覚悟

 

そして、そのためにも心掛けていただきたい、

7.飼い主自身の健康と体力維持に努める覚悟

 

についてお話させていただきます。

 

6.病気や老犬になった時に介護する覚悟

犬は人間の何倍ものスピードで老いていきます。

飼い主であるあなたが最期の時を看取ることは避けては通れないことです。

その時に後悔しないよう、迎え入れる前にイメージしてみてください。

 

犬の寿命は犬種によって様々ですが、大型犬は小型犬よりも加齢スピードが速いです。

秋田犬の寿命はだいたい10~13歳といわれていますが、

私的には13歳と考えているので、当然ぱたこもこむぎもそこを目指しています。

先代秋田犬のらびこは13歳6カ月まで頑張ってくれたので、欲を言えば14歳まで!

けれど、ただ寿命を延ばすだけではなく、いかに健康に長生きするかが重要です。

病気で苦しみながら長生きしても辛いだけです。

最後まで美味しく食べて、楽しく散歩に行く!

これが理想ですが、なかなかそうはいきません。

いざ、病気になってしまった時

年を取り、足腰が弱って寝たきりになってしまった時

痴呆症になってしまった時

無理! 面倒見れない!

では済みません。

飼い主しかお世話をしてあげられる人はいないのですから。

お金を払えば面倒を見てくれる施設もありますが、

家族として迎える可愛い我が子、

せめて迎え入れる前の覚悟としては、最期の看取りまで自分でするつもりでいて欲しいと願います。

それまで生活してきた場所で、一緒に暮らしてきた家族のそばで、最期を迎えさせてあげてください。

愛犬の気持ちを汲み取って、手となり足となり、一番親身になってお世話できるのは、愛犬のことを最もよく知る飼い主のみです。

 

病気になってしまった時

年を取り、足腰が弱って寝たきりになってしまった時

秋田犬は大型犬ですので、介護をする飼い主は体力勝負です。

 

病気になってしまった時

薬を飲むことを嫌がる子にならないように、普段から口周りや口の中を触られることに慣らしておくと良いと思います。

顎の力も強いので、断固拒否する子の口をこじ開けるのは一苦労です💦

これは、歯磨き習慣をつけておけば無理なく解決するはずです。

 

皮膚炎などの薬を身体に塗られるのを嫌がる子を押さえつけるのも至難の業です。

塗り終わった時には飼い主も愛犬もへとへとになり、翌日からのお薬タイムのことを考えるだけで気持ちはブルーに💦

ストレスを受けることで、逆に皮膚炎が悪化してしまうという結果を招きかねません!

これもお薬を飲ませる場合の対策と同じく、歯磨きをお膝の上でゆったりとした気分で行う習慣があれば、抵抗なく身体のどの部分でも触らせてくれるはずです。

 

多くの飲み薬や塗り薬は症状が落ち着くまでの一時的なものですが、

年を取り、足腰が弱って寝たきりになってしまった時

その介護には終わりが見えません。

私は先代らびこの介護を10日間ほどしただけで、身体的にも精神的にもかなりダメージを受けました。

 

らびこが亡くなる1週間ほど前の写真ですが、自分では立ち上がれず、腰を持ち上げて立ち上がらせても2、3歩しか歩けなくなってしまったので、ホームセンターで台車を買ってきました。

この数日前から食は細り、散歩にも行けなくなっていました。

庭に下りる階段の上り下りができなくなったのでスロープに誘導したり、室内に入る段差は腰を持ち上げて補助していました。

 

朝晩のトイレの時間に台車に乗せて庭に下ろし、腰を支えて用を足す補助をしました。

これを3日ほど続けた時点で、既に私の腰は悲鳴を上げ始め、

らびこが亡くなるのが先か、

私がぎっくり腰になるのが先か、

と思い始めました。

もし私がぎっくり腰になって動けなくなってしまったら・・・。

そう考えると涙が出そうになりました。

この時、主人はまだ単身赴任中でしたし、長男長女も県外の大学に進学していたので家を出ていました。

家には、私とらびこと次女のみ。

私が動けなくなったら、らびこをどうしよう、

という心配と、

ぎっくり腰になってしまうような事を、果たして未来ある次女に任せても良いのか?

という思いがありました。

答えのでないことを堂々巡りで考えていると、最後には、

獣医さんが安楽死を提案してくれないかな、

という思いに行きつき、

でも、提案されたとして、首を縦に振れるのか?

絶対に無理!

と、そんなことを何度も考え、けっこう追い詰められていました。

想像以上にキツイです!

 

私の腰への負担を少しでも軽減させる為に、バスタオルを使って腰を持ち上げるようにしました。

けれど、一番の負担は台車への乗せ下ろしです。

私が一人で頑張りすぎて、結果、より大きな負担を次女にかけることになってはいけないと考え、次女が家にいる時には補助を頼みました。

犬用歩行器の購入を検討したりして、介護に前向きになり始めた直後、らびこは天国に行きました。

 

夏真っ盛り

ほとんど何も口にしなくなったらびこの為に、友人が畑で育てたスイカを差し入れてくれました。

らびこの最後の食事は、

そのスイカと、

鶏ササミを蒸して細かく裂いたものと、

私が物置裏で拾ってきたセミの抜け殻でした。

どれも大好きな物ばかりでしたが、ほんの少しずつ、小指の先ほども食べませんでした。

6年前のことですが、これを書きながら思い出し、いまだに涙が溢れてきます。

涙をティッシュで拭いながら鼻をすする私を、隣で眠っていたぱたこが顔を上げ、心配そうに見つめています。

こむぎは眠ったままです(笑)。

 

らびこの最期の時にはできる限りのことをしたつもりですが、それでもひとつ後悔していることがあります。

最後の日の夜、玄関に入れた時、らびこの顔が玄関扉の方を向いていて、室内を見ることができる向きではなかったということです。

室内を見ることができないまま逝ってしまいました。

そんな些細な事でも後悔することになるのです。

最期の時の介護を人任せにしていたら、きっと大きな後悔がいつまでも心に重く残ったことでしょう。

 

認知症になってしまった時

認知症になった犬の介護の経験は私にはありませんが、

友人宅の柴犬ちゃんは昼夜逆転してしまい、夜中に吠えてトイレに行きたがり、外に連れ出すまで鳴きやまなかったそうです。

17歳という高齢で、足腰も弱っていたために腰を持ち上げる補助も必要で、ほとほと疲れ果てたと言っていました。

やはり、こちらも体力勝負です!

 

認知症になって困る前に、

脳の老化の進行を遅らせるよう、寝てばかりの生活ではなく、適度な刺激のある生活をお勧めします。

歩ける間は散歩、歩けなくなったら外に出してあげるだけでも気分が変わると思います。

後は、楽しい食事と、幸せホルモンの出る飼い主さんとの触れ合いタイム。

いつもと同じことです!

けれど、この触れ合いタイムについては気をつけてください。

子犬時代は可愛いし、じゃれついてきて反応も良いので積極的にできますが、

老犬になると寝てばかりいるし、反応も薄くなるので、

人間側が意識して心掛けないと疎かになってしまいがちです!

私の経験上です💦

日常の中に楽しい事、幸せを感じられる時間を盛り込んで、脳に心地良い刺激を与えてあげましょう。

 

病気になってしまった時

年を取り、足腰が弱って寝たきりになってしまった時

痴呆症になってしまった時

の場合について書いてきましたが、

ある朝、起きたら既に亡くなっていた、という場合もあり得ます。

それを幸と受け止めるか、不幸と受け止めるか、人それぞれかと思います。

私としては、弱っていく姿を見ずに突然いなくなってしまうという状態は、心の整理がつきにくいのではないかなと思います。

昨日や一昨日のちょっとした変化を思い出し、

あの時気付いていれば助けてあげられたのではないか、

といつまでも考えてしまう気がします。

 

 

最期の時の介護は、愛犬と過ごすことができる本当に最後の濃密な時間です。

亡くなってから後悔し続けないように、

自分自身の心の健康のためにも、

迎え入れる前に、最期の時に介護をする覚悟を決めてください。

 

7.飼い主自身の健康と体力維持に努める覚悟

これについては言うまでもないと思いますが、秋田犬は身体が大きいので、全ての事において体力勝負です!

でも、安心してください。

私は体力に自信がありませんでしたが、毎日秋田犬を相手にしているうちに、それなりに体力がついてきました(笑)。

毎年風邪をひき、鼻炎で体調をよく崩していましたが、ぱたことこむぎの健康を考えるようになったら、私も健康になってきました!

 

自分が病気になり、

散歩に行けない、介護ができないという状態になってしまわないように、

健康的な生活を心掛ける覚悟をしてください。

 

 

以上、7つ全て覚悟できそうですか?

 

飼うための7つの覚悟ができたら、

後は、秋田犬を迎え入れるための行動を起こすのみです!

もふもふちゃんとの楽しく心温まる毎日が待っています(笑)。

 

子犬と老犬ではこんなにも違います!

ルンバに対しての反応が真逆です!

怖いもの知らずだったぱたこもさん、5歳になった現在はルンバが来ると逃げています💦

らびこの境地までいけるのか、見ものです(笑)。

 

これで、全5回シリーズでお届けした、

「秋田犬の飼い方! あなたは飼える? 飼えない? 「7つの覚悟チェック」で診断」

は終わりです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

楽しい秋田犬ライフを!

 

①はこちらからどうぞ ↓↓↓

もふもふの動くぬいぐるみ秋田犬!「飼うための7つの覚悟チェック」①

 

覚悟ができた方はこちらをどうぞ! ↓↓↓

子犬を家族に迎え入れる前に準備しておきたい3つのこと

 

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